T-2.「イントロ」のピアノ伴奏を作ってみよう
イントロのピアノ伴奏を作る
それではさっそくイントロパートを作っていきましょう。この曲はサビから始まり、そのまま盛り上がりながら前奏に入っていきます。
入りサビのピアノ伴奏
サビ | 前奏 | Aメロ | Bメロ | サビ | 間奏 | Aメロ | Bメロ | サビ | Cメロ | サビ | 後奏
入りサビの部分は、各楽器が頭で音を鳴らし、そのままロングトーンで伸ばしています。そして最後の一小節、Cの部分から一気に盛り上がります。
ここはボーカルを聴かせたいところなので、ピアノの選択肢としては「他の楽器に合わせてロングトーン」「最後の一小節から入る」「入らない」という3つのパターンがあります。
ここでは、「他の楽器に合わせてロングトーン」を選んで、入りサビパートを作ります。最後の一小節は音数を多くして盛り上げてみました。
イントロのピアノ伴奏
サビ | 前奏 | Aメロ | Bメロ | サビ | 間奏 | Aメロ | Bメロ | サビ | Cメロ | サビ | 後奏
イントロは入りサビからの盛り上がりを引き継いで、賑やかに始まります。また、ここではリードギターのフレーズが主役になりますね。
楽譜を眺めてみると、後半2小節は「余白」があることがわかります。
盛り上がってるパート部分のこの余白で、ピアノで何かおいしいことができないか?と考えることができます。
以下が制作してみたフレーズ。後半の「余白」に、フレーズ的な動きが入っているのが確認できると思います。
イントロ4小節目では、B♭に対する9thの音(ド)を高音域で鳴らして目立たせています。
8小節目では、低~中音域でブルーノートを織り交ぜたフレーズを作り、Aメロにつなげる動きです。
左手は基本的にルートを弾いています。リズムに決まりはありませんが、この場合、「コードの変わり目は一緒に」、「他は間を縫うように」弾いています。
この章のまとめ
CHECK
- 各パートの動きに合わせて伴奏を作ろう
- コードの変わり目ははっきり示してみよう
- ワクワクするイントロを作ろう