T-1. 楽曲の構成を見てみよう
ポップスのピアノ伴奏チュートリアルへようこそ!
チュートリアルでは、各パートのピアノ伴奏の作り方をざっと眺めてみて、その流れをつかむことを目的としています。この段階では理解が追いつかなくてもまったく問題ありません。
参考曲「始まりの好き」(by snowdrop)を例に、ピアノ伴奏をつけていく行程を紹介します。まずは楽曲の全体構成を眺めてみましょう。
※権利者に許可を得て掲載しています。
楽曲の構成を把握しよう
書き方は色々ありますが、楽曲の構成は以下のように書くことができます(音源はワンコーラスのみです)。
サビ | 前奏 | Aメロ | Bメロ | サビ | 間奏 | Aメロ | Bメロ | サビ | Cメロ | サビ | 後奏
一般的に、Aメロは導入の部分、Bメロは雰囲気を変える部分、サビは盛り上がる部分、Cメロは曲の後半にいれる変調部分、と捉えられています。
参考までに、英語だとこんな書き方をします。
Chorus | Introduction | Verse | Pre-Chorus | Chorus | Interlude | Verse | Pre-Chorus | Chorus | Bridge | Chorus | Ending
さて、ここで各パートにかんたんなヒートマップを作ってみました。
サビ | 前奏 | Aメロ | Bメロ | サビ | 間奏 | Aメロ | Bメロ | サビ | Cメロ | サビ | 後奏
この楽曲では、サビと間奏が力強くて、Cメロが落としどころ。Aメロ・Bメロは中くらいの盛り上がりです。これがわかると、伴奏もどうしたらいいか?ということが自ずとわかってきます。
伴奏を作りたい気持ちを抑えて、まずはこのように楽曲の構成を把握するところから始めるとよいでしょう。
この章のまとめ
CHECK
- まずは楽曲全体を眺めてみよう
- パート構成や盛り上がりを把握しよう
- どんな伴奏アレンジができそうか考えてみよう