3-6. テンションコードを使ってみよう!

2017年11月14日3.コードの知識を学ぼう!

ここまでは、四和音のコードと、その転回形について、かんたんに触れてきました。次はいよいよテンションコードの登場です。

スケールの9番目、11番目、13番目の音をテンションノートと呼ぶのですが、そのノートが入ったコードをテンションコードと呼びます。

テンションコードって難しそうだけど、どんなときに使うの?

トップノートで遊びたいときに便利だピ。覚えてなくてもOKだピ。

覚えなくていい?トップノートで遊ぶって?

ボイシングの一番高い音を、「固定したり」「少しずつ動かしたり」すると、自然とテンションコードが生まれるピ。最初はそんな捉え方でOKだピ!

サンプル

まずは、テンションが入っていないコード進行のピアノ伴奏と、入っているピアノ伴奏を聴き比べてみましょう。

テンションの入ってないコード進行

テンションの入っているコード進行

テンションコードが入ることによって、一気にサウンドが複雑になり、オシャレな感じに聞こえます。

難しそうな進行ではありますが、代表的なところではaikoの「ボーイフレンド」のサビでも使用されています。

ここから試聴できます。音量に注意してください!

他にもいくつか例を見てみましょう。

「CM7-Am7-Dm7-G7」でテンションコード

ルートの度数をとって、「1625(イチロクニーゴー)」なんて言われる、ポップスの王道進行です。今回はこのコード進行をもとに、テンションコードを作ってみましょう。

まずはトップノートをミで固定した例。

トップノートをミで固定した例(CM7-Am7-Dm7-G7)
トップノートをミで固定した例(CM7-Am7-Dm7-G7)

Dm7の部分では、「ミ」が9thになり、G7の部分では13thになっています。トップノートで遊ぶとテンションコードができる、というのはこういうことです。

ちなみに、CM7→Am7の部分では、右手の形を変えないことで、Am7のところにも9thのテンションが生まれています。

先ほど、「トップノートで遊ぶ」と書きましたが、「右手の動きがかんたんになる」のがテンションコード、とも言えます。

お次はトップノートを「レ」に固定してみましょう。これも楽譜を眺めてみると、右手はほとんど動いていません。

トップノートをレで固定した例(CM7-Am7-Dm7-G7)
トップノートをレで固定した例(CM7-Am7-Dm7-G7)

さきほどより少し複雑なテンションコードが生まれました。

次は、「ソ」と「レ」を固定してみるのですが、今度はフレーズの動きでテンションに挑戦です。

シーケンスフレーズによるテンション
シーケンスフレーズによるテンション

右手は「ソシドレ」をばらして弾いてみました。こんな単純なことでも、ベースの動きによって豊かなテンションの響きが生まれています。

最後に、「トップノートで遊ぶ」を突き詰めた、ちょっとやりすぎなパターンもご紹介します。

トップノートを滑らかに動かした例(CM7-Am7-Dm7-G7)
トップノートを滑らかに動かした例(CM7-Am7-Dm7-G7)

トップノートの動きは「レ→レ♯→ミ→ミ♭→」です。これでまた頭のCM9に戻っても、トップノートは半音で動き続けます。

ただし、ここまで遊んでしまうと、ポップスではあまり使えない進行になってしまいました。ジャズのようなテンションをたくさん使うジャンルでは、無理のない進行です。

この章のまとめ

テンションの使い方わかったけど、これっていつでも使っていいの?

響きのバランスの問題だピ。もともと7thコードの多いオシャレな曲には使っても違和感ないけど、トライアドのコードが中心のシンプルな楽曲には不向きだピ。

CHECK

  • テンションコードは9th、11th、13thの入ったコード
  • トップノートを固定したり、少しずつ動かしたりしてみよう

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