2-1. 「ポップスのピアノ伴奏」をじっくり聴いてみよう
伴奏の役割をさっと見てきましたが、まだイメージが掴めていない方も多いはず。ここではイメージを掴むために、実際にポップスの伴奏をじっくり聴いてみましょう!
ピアノ伴奏の参考曲を聞いてみよう
どうでしょうか。実際に曲を聞いてみると、実はピアノの音はほとんど聞こえてこないと感じたのではないでしょうか。ポップスの曲ではもちろん歌が主役、そしてドラムやギターの音が伴奏のメインとなることが多く、ピアノはやや脇役として配置されることが多いです。
ピアノの音を聞き取るためには、繰り返しピアノの音に注目して聴いてみるのが有効です。それが難しければ楽譜を購入したり、YouTubeなどで伴奏の「弾いてみた」動画を探すのもよいでしょう。
各パートのピアノ伴奏の役割
この曲におけるピアノ伴奏の役割を、ざっくり表にまとめてみました。

前奏のピアノフレーズは、ピアノの良さを活かしたシーケンスフレーズとなっています。
Aメロ前半はおやすみ。あとはコードを主体に、リズムを変えながら展開していきますね。
髪を切る8の理由。のピアノ伴奏を聞いてみる
ピアノを聞き取るコツの一つとして、ピアノパートがちゃんと聞こえる音源を一回聞くこと。前述の通り、楽譜があればそれを打ち込んでもいいし、「弾いてみた」のような動画があればそれを見るのもいいでしょう。
今回は、「弾いてみた」動画やスコアが見つからなかったので、自分で採譜して「弾いてみた」を作ってみました。参考に聴いてみてください。
さて、ここでピアノの音を聴いたうえで、改めて原曲を聴いてみましょう。一回目より確実にピアノの音が聴き取れるはずです。
CHECK
- ピアノの音色に耳を澄まして曲を聴いてみよう
- パートごとのピアノ伴奏の動きを意識してみよう
- 動きがわからない場合は楽譜や演奏動画を探そう
未来から追記:こんなありがたい動画もありました。いい時代です。
参考 HoneyWorks『可愛くてごめん』の本人演奏から学ぶポップスピアノ伴奏の極意


