2-3. 「コード」と「フレーズ」のバランスを考えよう
う~ん・・・。
アノくん、今度は「弾いてみたはいいものの、コードばかりで面白みがない・・・」なんて思ってるんじゃない?ピ。
(図星だけど、そろそろ「ピ」に無理矢理感がある!)
・・・。その顔は図星のようだピ。今度はフレーズの使い方を考えてみるピ。
2-2では、四分音符でコードを弾くことでかんたんな伴奏ができました。
参考2-2. 初心者でも大丈夫!かんたんな伴奏を練習してみよう
この記事では、今までもそれとなく使っていた「フレーズ」について少し考えてみたいと思います。
フレーズって何だろう?
伴奏は、メロディーラインを引き立てるための演奏で、コードやフレーズを弾くということは記述しているとおりです。
ここでいうフレーズとは、動きのある音の運び、言ってしまえばメロディーのことです。主楽器(ポップスだったら歌)のメロディーと混同しないように、ここではフレーズという言葉を用いています。
また、フレーズは必ずしも単音じゃなくても大丈夫です。コードを転回形で動かすことも、コードの構成音をずらして弾くことも、フレーズの一種と言えるでしょう。
参考5-1. sus4・sus2コードで、お手軽コードアレンジ
コードとフレーズのバランス
注意点として、「フレーズを使いすぎると楽曲にまとまりがなくなる」ということを頭にいれておきましょう。
割合のイメージとしては、「コード:80%、フレーズ:20%」くらいの配分でピアノ伴奏を作ってみます。慣れないうちは、「とにかくコードを中心に、フレーズはアクセント程度」と考えておくと良いでしょう。
チュートリアルで学んだ「はじまりの好き」のピアノも、イントロにはフレーズがあったね!たしかにコードとフレーズのバランスは8:2くらいになっている気がする。
そのとおりだピ。適度に目立つフレーズを挟むことで、ピアノの存在感が出てくるピ。
実際のフレーズの作り方は、カテゴリ「フレーズの構築を学ぼう!」で学習するピ。
この章のまとめ
CHECK
- 単音のメロディー、コードの転回形や、構成音の変化などでフレーズができる
- コードとフレーズは、8:2くらいの割合で考えよう