6-4. 曲が一瞬でおしゃれになる!ブルーノートを使ってみよう

いよいよメロディーのアレンジも後半にさしかかってきたピ。今回はブルーノートを練習するピ。

ブルーノート?青い音符?

青い、というよりは、ブルースのブルーだピね。ブルースを感じる音使いだピ。

ブルースの音を、ポップスに混ぜても問題ないの?

問題ないピ。これも何回も言っているピけど、使う頻度のバランスによるピね。そして、聞いていて違和感がないかどうか、が重要ピ。
ピアノ伴奏にブルーノートを使ってみよう
ブルーノートとは、前述の通り、「ブルースで使える音符」のことです。ルールはとっても簡単で、そのスケールにおける3番目、5番目、7番目の音を半音下げた音がブルーノートと呼ばれます。

Cメジャースケールの場合は、「ミ♭」「ソ♭」「シ♭」ですね。
ただし、♭7の音はかなりブルース寄りの音になってしまうので、ポップスでは主に♭3、♭5の音が用いられます。
ブルーノートの使い方はいたって単純で、使ったらすぐ半音上に戻す、というのが決まりです。ブルーノート単体で長い音符を使ってしまうと、ただ気持ち悪いだけの響きになってしまいます。
そもそも、ブルーノートの表現というのは、「ミ」と「ミ♭」の間の微妙な音程を出す、ということが目的です。ギターではチョーキングという技術で再現できるのですが、ピアノではこれらの音を一緒に弾いちゃうことで再現します。
実際にブルー・ノートを用いた伴奏の例を見てみましょう。
曲中に出てくる、「♭」がついた音符がブルー・ノートですね。一緒に弾いてるところは小さい音符(前打音)で表記してあります。

曲中に出てくる、「ラ♭」は、「♭3」でも「♭5」でもないよね?

アノくん賢いピ。たしかに、「ラ♭」はCメジャー・スケールで考えると♭6の音で、例外になるピ。そのとき使ってるコードはFM7だから、Fから数えて「♭3」ととらえるピ。
この章のまとめ

急にピアノ・ソロでも聴かせられそうな感じになってきたね!でも、ちょっと難しそう・・・

ブルーノートは、手癖に近いところがあるピ。最初はフレーズを考えるのに苦労するかもしれないけど、慣れてきたら勝手に指がうごくピ。
CHECK
- ブルーノートは、「♭3」「♭5」(「♭7」)の音
- ブルーノートを使ったら半音上に戻してあげよう
- ブルーノートは短い音符で使おう
筆者より
ここまでの学習、お疲れ様でした!ベーシッククラス修了というところでしょうか。ここまででの知識をすべて覚えて組み合わせれば、自由な伴奏が作れるようになると思います。
お次はマスタークラスの内容を制作予定です!またのぞきに来ていただけたらうれしいです(^^)