No.026 – シーケンスフレーズ1
単音アルペジオの延長線パターン。テンションを付加することで、コードが変わっても同じアルペジオフレーズを弾いています。
CHECK
- ソドレド、はよくあるアルペジオパターンの一つです。
- 自分でもシーケンスフレーズを制作してみましょう。
バッキングパターンの使用場面や特徴
- ブロックコードほどのパワーが無いので、しっとり聴かせたいところ、やさしい歌などに向いた伴奏です。
- 低音域では、音が濁ってしまうため、アルペジオの良さが活かせません。
- 高音域では、より切なさ、やさしさを感じる伴奏となります。
- テンションやフレーズをバランスよくはさむとおしゃれに聞こえます。
- 音自体に遊びがあるので、休符を入れて空白を作っても良いでしょう。
バッキングパターンの使用例
イントロ6小節目までがこの伴奏系を使っています。が、次で紹介するポリリズムな雰囲気もあります。
「ミ・ラ↓・ラ・ラ↓・シ・ラ↓」「ミ・ラ↓・ラ・ラ↓・シ・ラ↓」「ミ・ラ↓・ラ・ラ↓」の8分音符16個で2小節のパターンを作っていますね。左手は全音符で「ド♯ – レ – ミ – ファ♯」と動き、結果として「Aadd9/C# – Dadd9 – Esus4 – F#m7(11)」的なコード進行を作り上げています(これをフレーズで作り出しているというのがポイントで、このコードをかたまりで弾いてもこの曲の良さは出ないですね)。