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8-1. ピアノでメロディーをなぞってみよう

2017年12月6日8.動きのあるフレーズを作ろう!

コードから抜け出して自由にフレージング

このサイトでは、コードネームを見てある程度自由にコードを弾ける状態を目指しました。第6章「フレーズの構築を学ぼう!」ではコードの構成音や隣の音などを使って簡単なメロディーを作ってみました。この章ではよりかっこよく音楽的なフレーズで、歌に寄り添った伴奏を目指します。

参考6フレーズの構築を学ぼう!

ピアノでメロディーをなぞってみよう

何はともあれ、まずはトレーニングです。「ピアノで伴奏」という考えを一回捨てて、ピアノでメロディーを演奏します。楽譜でも問題ないですが、できれば耳コピで挑戦しましょう。このトレーニングの目的としては、以下の3つがあげられます。

  • 音感をつけること
  • メロディーの型を覚えること
  • 指の動かし方を覚えること

 

音感をつけること

頭の中で鳴っているメロディーをピアノの音で追いかけて再現する、これはすなわち音感トレーニングです。最初は時間がかかっていても、続けているうちに徐々にほしい音がすぐに見つかるようになります。

 

メロディーの型を覚えること

メロディーをなぞって弾いているうちに、いくつかメロディーの型が見えてくると思います。調は違うけど、これは「ファミレド」でさっきも出てきたなとか、「ソドレミ」もめっちゃ出てくるな、とか。何度も繰り返すことで覚えた型はいつでも取り出せるようになっていくはずです。

 

指の動かし方を覚えること

メロディーの型を覚えていくにつれ、指の動かし方も身についていきます。(もしこの段階で全部人差し指で弾いていた!という方がいたら、まずは指番号の付いている楽譜でいくつか曲を練習してください。)

例えば「ファミレド」なら4,3,2,1、「ソドレミ」なら1,2,3,4という指の運びになるかと思います。今後レベルアップしてコードを弾きながらメロディーを弾く、という場合にはこの指番号は異なってきます。それでも基礎の動かし方を覚えておくことで、応用にも対応できるようになっていきます。

 

実際にやってみよう

やり方はとても簡単です。スマートフォンやパソコンで好きな音楽を流しながら、手元にあるピアノで一緒にメロディーを弾いてみましょう。最初は音楽を一時停止しながらワンフレーズずつ追いかけて、慣れてきたら一緒のテンポで。少しの音の間違いは気にせず、一緒に弾いてみます。

参考までに、自身のオリジナル曲でこの練習をしている動画を載せておきます。

オリジナル曲:おしりちぎりパン / ラベンダー

 

 

レベルアップ!コードとメロディーを一緒にプレイ!

さあここでいきなり大きくレベルアップです。今度は曲のコードを弾きながら、メロディーも一緒に弾いてみましょう。コードは曲の中音部、メロディーは曲の高音部に集まるのがポップスの一番オーソドックスな形でした。

これを意識しながら、左手でベースのルート音、右手でコードとメロディーを一緒に弾いてみましょう。そうするとメロディーを担当する指が3,4,5(中指、薬指、小指)に集中してきます。メロディーのみのときとは違った指の運びになってきますが、ぜひこちらにも慣れていきましょう。ベースとコードは長い音符で大丈夫です。

こちらも参考までに、先ほどの曲をコード+メロディーで弾いてみたバージョンがこちらです。

メロディーが一番高音にくるように、その都度コードは転回させてください。Gのコードでメロディーが[シ]なら、[レ,ソ,シ / 1,2,4]と弾くといいですね。メロディーが[シドシ]なら、[レ,ソ,シ / 1,2,4]で最初の[シ]を、続く[ド,シ]は余っている小指を使って[5,4]と弾くことになると思います。

また、コードはすべての構成音を抑えなくて大丈夫です!弾きにくい音などは適宜省いてくださいね。

ぜひみなさんも自分の好きな曲で練習してみてください!

 

この章のまとめ

このトレーニングが何につながるのかな?

まずは何も考えずに好きな曲をひたすらなぞってみるピ。メロディーの型と指の動かし方を身につけることで、フレージングの自由度もどんどんあがっていくピ。

CHECK

  • 好きな曲のメロディーをピアノでなぞろう
  • 慣れたらコードとメロディーを一緒に弾いてみよう
  • 音感を鍛えよう
  • メロディーの型を覚えよう

※大人の事情で記事の公開が2017年12月になっていますが、2023年2月に執筆しております。

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