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はじめての電子ピアノは迷わずこれ!CASIO「CDP-S100」レビュー

2021年8月4日コラム

CASIOのCDP-S100という鍵盤を紹介します。

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なお、CDPシリーズについて、現在は後継のCDP-S110が現行機種となっています。サイズや基本スペックはCDP-S100と同じようです。正直カタログを見比べてても違いがないっぽいのですが、音が若干良くなっていたりするんだろうか・・・?

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以下、S100のレビューですが、S110も同じような使用感だと思います。

 

基本情報

CASIOのCDP-S100は88鍵盤のフルサイズ電子ピアノです。鍵盤はハンマーアクション(スケーリングハンマーアクション鍵盤Ⅱ)。奥行わずか232mmのスリムボディは部屋に置きっぱなしでも全く圧迫感がありません。鍵盤は象牙調でこの価格帯とは思えない高級感があります。

重さは10.5kgと他の電子ピアノと比べても軽量です。

部屋に置いていても馴染むデザイン

 

スケーリングハンマーアクション鍵盤Ⅱ:★★★★★(5/5)

生のグランドピアノと比べると、タッチはやや軽い感じがしますが、プレイしていてもほとんど違和感がありません。見た目もうっすらと象牙調で高級感があります。この価格帯でこの鍵盤は本当によく出来ていると思います。(10年くらい前のCASIO鍵盤はツルツルで打鍵音もバコバコうるさく全くおすすめできなったので、進化がすごいです・・・!)

鍵盤

 

サウンド:★★★★☆(4/5)

サウンドもかなりピアノ。限りなく5に近い4。12種類ある音色のうち、ストリングス以外はそこそこ使えそうなサウンド。伸びしろを期待して星4。

 

デザイン:★★★★★(5/5)

好みの問題もありますが、個人的にはかなり好きなデザインです。鍵盤、筐体部分ともにプラスチックだと思いますが、鍵盤は象牙調で、筐体部分もつや消し処理をしてあり、安い素材には見えません。何より、一番の特徴であるスリムボディのおかげで圧迫感がなく、部屋によく馴染みます。

スリムな鍵盤
筐体もチープさは感じられない

 

付属品 / 接続:★★☆☆☆(2/5)

付属品は簡易的な楽譜スタンド、電源ケーブル、説明書、ダンパーペダル。電源ケーブルは短めなので、ライブでの使用や部屋のコンセント位置によっては延長ケーブルが必要かも。

端子はダンパーペダル、電源、ヘッドフォン端子(ステレオミニ)、まさかのAUDIO IN端子(ステレオミニ)があります。少し離れたところにUSB-B端子があります。

端子は5つのみ

(AUDIO INはスマートフォンや音楽プレーヤーから音声を入力し、ピアノのスピーカーから鳴らすことが出来ます。ほとんど使うことはないと思いますが、音源に合わせて練習する際などは便利かも。筆者は未使用です。)

MIDIキーボードとしてパソコンに繋ぐためのUSB A-B ケーブルは別売りですが、これさえあればどんなDAWでもほぼ対応できるはずです。もうMIDIケーブルはほとんど見なくなりましたね。

 

音声出力端子が限られているので、ライブで使う際には注意が必要です。小型のミキサーを用意し、ヘッドフォン端子から音声を送り、ミキサーからイヤホンモニターとDIへの信号を分岐、というかたちがいいかもしれません。モニターが必要なければ変換をかませてDIへ直接送ることも可能。ではありますが、筐体も丈夫ではなく端子もガッチリしていないので、そもそもライブでの使用はあまりおすすめしません。

総評:★★★★★(5/5)

値段、性能、デザインのバランスを見て、ついに最適解に巡り合ったような電子ピアノです。初心者に5万円で買える電子ピアノ、おすすめある?と聞かれたらまずはCDP-S100/ S110を推します。

 

もし予算的に2〜3万円がいいのだが・・・という場合はセミウェイテッド鍵盤のAlesis Recitalを視野にどうぞ。

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Soundhouse→
CASIO DCP-S110
(SoundhouseではCDP-S100の販売は終了、後継機のCDP-S110を販売しています)

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