5-1. sus4・sus2コードで、お手軽コードアレンジ

2017年12月2日5.コードの幅を広げよう!

ポピちゃん!コードとリズムは、少しずつだけどわかってきたよ!

 そうしたら、ここからは中級編ということで、コードのアレンジをしてみるピ。

ピアノ伴奏のコードアレンジ

コードのアレンジにおいて、一番使いやすいのが、「特定の音をとなりにずらして、また戻ってくる」というアレンジです。

たとえば、「Cメジャーコード」だけの指定で、前奏を作るという場合を考えてみます。

ただ、Cメジャーコードを連打していただけでは単調で、なんだかつまらないですね。

伴奏にsus2、sus4コードを使ってみよう!

そこで今度は、Cメジャーの構成である「ミ」の音を、隣にずらしてみます。隣というと、「レ」とか「ファ」ですね。

一時的に生まれるこの響きが、結果的に「Csus2」「Csus4」のようなコードになっています。

  • sus2(サスツー)コードは、コードの3rdの音(Cメジャーなら「ミ」)を、2ndの音(Cメジャーなら「レ」)にずらします。
  • sus4(サスフォー)コードは、コードの3rdの音(Cメジャーなら「ミ」)を、4thの音(Cメジャーなら「ファ」)にずらします。

いずれの音も、元の3rdの音に戻りたい!という響きが強く、すぐに戻してあげるとほどよいアクセントになるでしょう。

 

sus2コード、sus4コードをもう少し長く使用して、より前奏っぽくしてみました。

add9コードを使ってみよう!

今度は、Cメジャーの3rdの音はたもったまま、「レ」を弾いたり、「ド」を弾いたりしています。このとき、「ド・レ・ミ・ソ」が一緒になっているコードを、Cadd9(シー・アドナインス)と呼びます。C(ド・ミ・ソ)に、9th(レ)が加わったから、Cadd9、そのままですね。

この伴奏は、落ち着いた弾き語りのイントロに最適です。合唱曲「旅立ちの日に」の前奏にも、このパターンが使われています。

この章のまとめ

なんだかオシャレに聞こえるのはわかったけど、Cって指定されてるところで、勝手にsus4とかadd9とか弾いてもいいの?

問題ないピ。みんな、元のメジャーコードの親戚だピ。感覚的には、コードが云々というよりも、隣の音を使ってもOK!くらいに捉えると良いピ。

もちろん、ボーカルやギター、他のパートがいる場合は、それぞれのラインとピアノの伴奏がぶつからないように気をつけるべきだピ。

たとえば、Cメジャーのところで、ギターが「ミ」の音を伸ばしているときに、ピアノがCsus4の「ファ」の音を使ったら、半音で衝突してしまうから避けるべきだピ。

CHECK

  • コードの構成音をアレンジしてみよう
  • 使いやすい音は、隣の音(sus2やsus4、add9など)
  • アレンジするときは他のパートにも気を使おう

スポンサーリンク