6-3. ハモリやオクターブ奏法で、作ったメロディーを発展させてみよう

2017年12月4日6.フレーズの構築を学ぼう!

フレーズがわかってくると楽しいね!

 今度は、前回作ったフレーズをさらに味付けしていくピ。

ピアノ伴奏のメロディーアレンジ

まずは、伴奏、またはピアノソロパートで、このメロディーを制作したとします。順次進行がほとんどですが、跳躍進行も使っています。

このままでもきれいなメロディーですが、このメロディーをより良く聴かせるためのアレンジをしてみましょう。

コードを使う

メロディーにその箇所におけるコードをプラスしてみます。最初の「ソ」の音には、FM7の構成音のうち、「ド」「ミ」をたしてみます。同様に、Cの部分にも「ド」「ミ」をたして、Cのコードを作ります。

前回のやり方では、基本的にコードが先行でしたので、このあたりは前回と一緒ですね。

ハモリを使う

コードは3声からの響きのことですが、ハモリは2声から使うことのできる和音です。ハモリ、というのもちゃんとした名称ではないのですが、ポップスにおいては「ハモる」「ハモリ」などと頻繁に使用します。

これは、3度音程、または6度音程を、その音の下に付加してあげます。今回は、2小節目「ド」「シ」「ド」の部分に、3度音程の「ミ」「レ」「ミ」を音の下に付加しました。

オクターブユニゾンを使う

これはメロディーアレンジで一番頭を使わない方法で、かつ、フレーズが抜けて聞こえてくるため、便利な技です。このフレーズはしっかりと音の動きを聴かせたい!という場合に使ってみてください。

元の音の1オクターブ上、または1オクターブ下の音を一緒に弾きます。

それぞれの装飾を使ったメロディーのアレンジ

コード、ハモリ、オクターブユニゾンを使ってメロディーを装飾したのが次の動画です。コード感もありながら、フレーズもより際立って聴こえてくると思います。

ハモリの部分は甘い響き、オクターブの部分は尖った響きに聴こえてくるのがわかるでしょうか?この感覚が、後のアレンジでも必ず役に立ってきます。

この章のまとめ

コードとフレーズをバランスよく、フレーズには装飾してあげるのがいいんだね!

フレーズの装飾は、上の動画みたいに1小節ごととか、これもシンプルなところと凝ったところをバランスよく作るとメリハリが聞いてくるピ。

CHECK

  • メロディーのアレンジをしてみよう
  • コード、ハモリ、オクターブを使ってみよう

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